公開日: 2025-2-1
Logostellationを運営する株式会社ロゴステラです。
いよいよLogostellationのサービススタート日が近づいてまいりました。
現在は最終テスト段階であり、2025年2月中旬には正式に利用開始となる予定です。
今回はLogostellationを利用する上で必ず知っておく必要のある「マークダウン記法」と「パラグラフナンバー(PN)」について、簡単にご紹介いたします。
Logostellationは、与えられたテクストの文言に厳密に即した議論を行うための「テクストディスカッションコーディネートツール」です。
上記の「与えられたテクスト」をLogostellationでは「ドキュメント」と呼びます。
議論を始めるにはまずワークスペースを立ち上げ「ドキュメント」をアップロードすることになりますが、その際アップロードするファイルをマークダウン(.md)形式で作成する必要があります。
マークダウンがなんなのかは省略いたしますが、これを利用するメリットはテクストの階層構造を明確にできることです。
昨今web上で文章を読み書きすることは当たり前となりました。
しかしweb上でやり取りされるテクストは紙の書籍と違って、当該テクストにおける特定箇所の位置を指定し他人へ共有することが難しいです。
論文などにおいて書籍から引用する際であれば当該書籍のページを表記することが一般的な習わしですが、web上のテクスト相手ではこれが行えません。
そこでマークダウンの出番です。
マークダウン記法では見出しのレベルを任意に設定することによって、段落の入れ子構造を明確に表現できます。
さらにLogostellationでは段落の構造を「パラグラフナンバー(PN)」という当サービス独自の表記システムによって表現することにより、ドキュメントにおける特定の文言の位置を一意に指定することができます。
具体的にこの記事を元にパラグラフナンバーの例を示してみます。
このブログ「ステゴログ」も起草段階ではマークダウン記法を用いています。
章や節を念頭に置いておくと理解しやすいかと思いますが、上記の4つの見出しでいうと、最初の見出し(レベル2)に残りの3つ(レベル3)が包含されている関係となっています。
では「マークダウン記法とパラグラフナンバー(PN)(レベル3)」の見出し以下にある「昨今web上で文章を読み書きすることは当たり前となりました。」という一文の位置をパラグラフナンバーを用いて表すとどうなるでしょうか。
PN: 1.2.5
このようになります。
パラグラフナンバーは階層を「.」で区切って表します。
最初の「1」は「Logostellation間もなく~」の階層です。
この記事ではレベル2の見出しが1つしかありませんので、記事全体がこの階層に含まれます。
次の「2」は「マークダウン記法と~」の階層です。
これは最初のレベル2の見出しに包含されるレベル3の見出し3つのうちの2番目の階層であることを意味します。
末端の「5」は「マークダウン記法と~」の階層における5番目の段落を表します。
末端のみ「段落」を指示しているところがポイントです。
このようにパラグラフナンバーを用いることによって、紙の書籍におけるページ数表記よりも詳細な単位で指定した箇所の位置を特定しかつそれを共有することができるのです。
マークダウン記法とパラグラフナンバーを活用し、Logostellationで実りある議論を行っていただけると幸いです。
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